・あやのコラム
「ポイント10倍」は本当に安い?|実質単価で見るとわかること
楽天市場で買いものをしていると、「ポイント10倍」「ポイント20倍」の文字についひかれます。わたしも以前は、倍率が高いお店を見つけると「ここで買えば得」と思っていました。
このサイトでは、税込価格からもらえるポイントを差し引いた実質価格で値段を比べています。そのデータで、ポイントの倍率が高いお店は本当に安いのかを確かめてみました。
数字は2026年9月30日時点のものです。ここでのポイントは、お店ごとの通常の倍率だけです。SPU(楽天のポイントアップ)、お買い物マラソンの買いまわり、クーポンは含めていません。
倍率が高いお店は、そもそも少ない
サイトで比べている148商品の、送料込みのお店の出品(約2,600件)を数えてみると、ポイントが5倍以上だったのは34件、全体の約1.3%でした。ほとんどのお店は、ふだんは1倍です。
そして、10倍以上だった18件のうち、その商品でいちばん安かったのは3件だけでした。倍率が高くても、もとの値段が高ければ、実質価格では負けてしまいます。
20倍でも、1倍のお店に負けた例
わかりやすかったのが、お米のまっしぐらです。
- ポイント20倍のお店:5kg 3,758円 → ポイント約750円分を引いて、1kgあたり601.4円
- ポイント1倍のお店:10kg 5,500円 → 1kgあたり544.5円
20倍はとても目立ちますが、1kgあたりで見ると1倍のお店のほうが1割ほど安くなりました。この例では、ポイントの倍率よりも、袋の大きさ(5kgと10kg)の違いのほうが大きく効いています。
飲みものでも同じことがありました。い・ろ・は・す 540mlは、10倍のお店が1Lあたり172.9円だったのに対して、1倍のお店は152.2円。倍率が高いお店が、ランキングでは5位でした。
ポイントで順位が入れ替わることも、たまにある
反対に、ポイントがあるおかげで最安になった例もあります。パンパース テープ 新生児では、値段だけならほかのお店のほうが103円安かったのですが、ポイント10倍のお店が実質価格で逆転し、1枚あたり26.2円で最安になっていました。
ただ、こうした「ポイントで1位が入れ替わる」ケースは、148商品のうち数商品だけでした。多くの商品では、値段そのものが安いお店が、そのまま実質でも最安です。
倍率より「1単位あたり」で見る
比べてみてわかったのは、次の3つです。
- 倍率の高さだけで決めると、かえって高く買ってしまうことがある
- 袋の大きさや入り数の違いは、ポイントの倍率より値段に大きく効くことが多い
- だから、ポイントを引いたうえで「1kgあたり」「1枚あたり」にそろえて比べるのがいちばん確実
もうひとつ、もらえるポイントは次の買いものでしか使えませんし、期間限定のポイントもあります。同じ実質価格なら、ポイントより値段そのものが安いほうが、わたしは気がラクです。
お買い物マラソンやスーパーセールの期間は、買いまわりで倍率が上がるので、話が少し変わります。セールの日程はセール日程のページにまとめています。セールでも、まずは1単位あたりでいちばん安いお店を見つけてから、買いまわりの倍率を足して考えるのがおすすめです。
